購入希望様に良い印象を与えるには

見学者が来られて一番先に見るところはお庭やエントランス、そして玄関となり、第一印象を持つ場所となりますので念入りに清掃をおこなっておいてください。

お庭やエントランスは草引きや清掃を行い、玄関先に靴がたくさんあると印象が悪くなってしまいますので、なるだけ下駄箱の中にしまっておいて下さい。また見学者のためにスリッパを用意するのも忘れずに。

室内で一番気になるのがリビングルームです。リビングにはテレビ・テーブルなどの家具や家電製品、よく使う小物などがあります。そのような製品をきれいに配置し小物などはできるだけ収納し、すっきりと見せするのがポイントとなります。

またできるだけ室内を明るくお見せできるよう、各部屋のカーテンは全開にし、各室内に限らず全ての場所の照明をお付けして見学者を迎えるのもテクニックの一つとなり印象が良くなります。

外壁や屋根の汚れ、または室内の壁の汚れなどは塗装やクロス張替をしないときれいになりません。それを行うにはどうしての費用がかかってしまいます。そういった費用のかかる補修修復はしかたないとしても、窓ガラスの清掃や、障子の穴や破れたふすまなどは業者の手を借りずにまた費用も少なく行うことが可能です。

ちょっとした汚れや破れを補修するだけで印象が全然違ってきます。簡単に行うことのできるリフォームを実践しておきましょう。

なかなか、収納の扉をあけて勝手に見る方は少ないですが、見学者の中には、収納がどれだけ広いのか、どうなっているのかを気にする方もおいでになります。ですので、万一の「収納も見せていただけますか」との問いに「どうぞご覧ください」とお答えできるよう整理整頓しておきましょう。

見学者が来られた時、挨拶もなく無愛想にしているより、明るく挨拶し、「どうぞごゆっくりとご覧になってください」の一言はおかけしたいものです。売主様自身に良い印象をもたれるとなぜか物件にも良い印象を抱きやすくなる傾向があります。心理学的にはわかりませんが、経験から物件のマイナス部分の気になることが少し和らぐのではないのかなと思います。

もうひとつ重要なのは、物件のアピールは経験豊富な当社スタッフがおこないますので、お客様自身はあまり見学者に物件の良い所などを積極的にアピールしない方がお客様自身及び物件に対しても好印象をもって頂きやすくなるようです。

というのも、売主様が良いと思っていることが必ずしも見学者が良いと思っていないかもしれませんし、もしそのような場合、売主様はそんな気がまったくなくても見学者は何か騙されているようなマイナスの感情が湧く場合があるからです。ですので、控えめにして、見学者の質問などには丁寧に答えるだけで充分だと思います。